治せる?極度のあがり症

●日常生活・社会生活に支障が出る、あがり症の人が苦手とする行動

・人前で電話をかける。
・公共の場、他の人との食事。
・パーティーに行く。
・人に見られながら字を書くこと。
・人に見られながら勉強をすること。
・初対面の人と会うこと。
・複数の人の前で発言すること。
・試験を受けること。
・公衆トイレの使用。

人前での自己紹介や発言、初対面の人との会話、目上の人との面会―といった場合は多かれ少なかれ、誰でも緊張や不安を感じるものです。
ドキドキと動悸がしたり、手足が震えたりする状態は、正常な反応で病気ではありません

しかし、あがり症(SADや対人恐怖症)の場合、この不安や恐怖が過度になるのです。
人前での行動が出来なくなる。「失敗したらどうしよう」や「相手が自分を変だと思っているのか」「周りが自分の悪口を言っているのではないか」といった考えがエスカレートし、異常な緊張を自覚してしまうのです。

●治せる?あがり症の診断について
2005年10月に、治療薬である「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」が保険適用となりました。
このことがきっかけで、あがり症(対人恐怖症・SAD)は広く知られるようになったそうです。
そ れまでは単なる内気な性格、恥ずかしがり屋の性格の問題と考えられていましたが、あがり症(SAD 対人恐怖症)が治る病気と分かったことで、治療に踏み切る人が増えています。

10代〜40代では7人に1人が、あがり症を含む社会不安障害だとも言われています。
決して珍しい病気ではなく、むしろ日本人に多い病気だということも報告されています。
「ニートや引きこもりが増えている背景に、社会不安障害、対人恐怖症、あがり症があると指摘する医師もいます。
また、うつ病にも繋がりやすいので、本人だけでなく家族の理解や注意も必要だといえます。

●あがり症の治療について
あがり症や社会不安障害の治療には精神科や心療内科へ行きましょう。
米国精神医学会の診断基準(DSM―Ⅳ)を基に作成された問診票「M・I・N・I」や「LSAS―J」と呼ばれる評価項目で重症度を評価するようになっています。
服薬治療と並行して、カウンセリングを行いながら「認知行動療法」を行います。
この療法は、日常的によくある社交場面を想定し、あがり症の症状が出たときの対処法を学ぶのが目的です。
中には、不安や恐怖を感じる状況に症状が治まるまで居続ける「暴露療法」なども行われているそうです。

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